帽子やメガネをプラスする場合は?

メンズファッションを極めるためにはボトムスやシューズ、トップスなどの部分を一つの点として考えるのではなく、一つの面として考えることがポイントになりますが、どれだけ高級なボトムスやトップスを購入して着用してもそれぞれが相互に着用している衣類を引き立てることができなければおしゃれとは到底言えません。

最初に全体的なイメージを膨らませて、それにあった衣類選びをすることが大切ですが、その中で帽子やメガネを取り入れるというのもメンズファッションを楽しむために有効な方法と言えるでしょう。

ちなみにおしゃれを楽しむための帽子には様々な種類がありますが、カジュアル系やモード系などを好む人に好かれる帽子にハットがあります。

種類としては中折れタイプのソフトハットや中折れして無いタイプのボーラーハット、ヨーロッパ色が強いチロリアンハットなどがありますが、ファッションに沿うアイテムを選んで着用しないと帽子だけ浮いてしまうということもあります。

また、メンズファッションの系統に沿っている帽子を選んで着用したとしても帽子は顔の大きさや輪郭などによって合わないこともあるので、系統に合わせるのと同時に自分の顔のタイプから合う帽子を選ぶということも忘れないようにする必要があります。

メガネについては伊達メガネか通常のメガネという選択肢があると思いますが、目が悪く眼鏡を着用している場合は見た目よりも機能性をメインに考える必要があります。

メンズファッションのトレンドについて

 メンズファッションを考える上で重要になるのがトレンドを上手に取り入れた洋服の着こなしですが、毎年のようにトレンドが生まれては年が変わると新たなトレンドが誕生するというサイクルが続き、流行りや廃りを繰り返してファッションはどんどん進化を遂げています。

なぜ、毎年のようにトレンドが生まれるかという話しですが、これは自然に生まれるというよりはファッション業界が今年はこういう系統を流行らせようということから意図的にトレンドが生まれるケースがほとんどで、これによってトレンドに合った洋服の需要が増えることになります。

トレンドが無いと毎年新しい洋服を買う人が少なくなりますが、日本人は流行に流されやすいという特徴があるので、毎年一つトレンドを用意することによって新しい洋服を購入する仕組みを作りだし、ファッション業界の活性化を図っているというものです。

メンズファッションを楽しむ場合やおしゃれに思われたい場合はトレンドに合わせた着こなしというのがポイントになってくると思いますが、敢えてトレンドには流されずオリジナルで攻めるというのも方法としてあります。

トレンドの取り入れは最新の情報収集が必要なことに加えて、ボトムスやトップス、シューズ、場合によっては帽子などを買い揃える必要があるため、洋服に費やすことができる予算があまり無いと中途半端になってしまうことも考えられるので、予算に応じて買うということも大切です。

 

敢えてトレンドにこだわらないのも方法

 

メンズファッションにもレディースファッションと同じくその年によってトレンドがあるのが普通ですが、トレンドが決まっていく過程の中で最初に決まるのが流行色であり、流行色委員会という会でその年にイメージされる流行色を決めています。

また、そこで決められた流行色を基に次はメンズファッションのトレンドが決まっていることになりますが、例えば今年はチェック柄のシャツを流行らそうということやシックなジャケットを流行らそうということで、流行色と整合性が取れる方向性になる場合がほとんどです。

さらには素材までトレンドを決める要素となっていますが、素材が決まると大まかなイメージが作られるため、ここから外部へ発信されるようになり情報誌などを通じて消費者が今年のトレンドを知ることになります。

それから少ししてトレンドに沿ったアイテムが販売されるようになり、消費者は一斉に購入することになりますが、基本的に毎年トレンドというのは変わるため、トレンドに沿ったメンズファッションを楽しむのであれば、毎年新しく衣類を買い換える必要が出てきます。

こだわるようになると衣類だけで数十万円という費用を使うことになるので、敢えてトレンドに乗っからないファッションを楽しむというのも有りです。

いずれにしてもトレンドを追いかけていると似たようなファッションの人が増えることになるので差別化を図るという意味でも流行に流されないことは大切かもしれません。

 

ブランド服のメリット、デメリット

 

メンズファッションを考える上でブランド服を取り入れたいという人も多いと思いますが、ブランド服は単に高級なだけでなく素材や製造過程がしっかりしていることもあって衣類としての価値が高いというメリットがあります。

また、高級ブランドになってくると世界の中でも屈指のデザイナーがデザインした洋服であるため、非常におしゃれな洋服である場合がほとんどです。

また、ブランド服を着こなしているとそれだけで周囲の人の目に留まるというのも洋服を着る側としてはメリットであると言えるかもしれませんが、同じブランドでコーディネートすると統一感があり初心者でもおしゃれに見られます。

一方で外国の高級ブランド洋服を着用する場合は注意も必要で、特にヨーロッパなどは高級ブランドメーカーが多くありますが、素材や製造過程にこだわりがあったとしても日本で着用する場合は洋服の傷みが早い場合があります。

これはヨーロッパで製造された衣類というのはヨーロッパで着用することを前提として衣類が製造されているわけですが、日本ほど夏が高温多湿で冬が低温乾燥という気候であるところは少なく、こうした気候に適した作りになってないことも多いので、高いお金を払ってもワンシーズンで駄目になってしまうこともあります。

そもそも高級ブランドの衣類というのはシーズンごとに買い換えるというのが一般的なので、メンズファッションに取り入れる場合はそれなりに予算が必要になってきます。

 

安物服のメリット、デメリット

 

これからメンズファッションに力を入れておしゃれな男性を目指すのであれば、最初はブランド品よりも安価な洋服を購入してコーディネートを始めることがおすすめですが、おしゃれな人ほど高級ブランドが似合うというのは間違いで、おしゃれな人ほど安い服でもハイセンスな着こなしができるというものです。

安価な洋服のメリットと言えるのは購入に金銭的な負担があまりかからないという点がありますが、全身をコーディネートしているとそれぞれの部位の洋服や小物などを買い揃える必要があります。

高級ブランドなどになってくると数十万から場合によっては100万円を超える金額になることがありますが、安価な洋服だと全身コーディネートでも1万円以内で収まることも珍しくありません。

また、安価な洋服だとブランド服に比べると性能が悪いというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ブランド品だから長持ちするというわけではなく、むしろブランド品の方が繊細な素材が使用されていることが多いので、何度も着回ししていると安い服よりも早く駄目になることがあります。

ただし、安価な洋服だと流通している数も多いため、他人と同じメンズファッションになってしまう可能性があるので、他人との差別化が図りたい場合は少々デメリットに感じるかもしれません。

また、安物の服装になってくるとブランド品と比べて凝ったデザインが少ないという点も物足りなさを感じるところかもしれません。

 

通販を利用する際の注意点

 

近頃は通販サイトを通して洋服が購入できるようになっていますが、通販サイトだと全国にあるアパレルショップから取り寄せすることができるため、様々な洋服の中から自分に合ったものを選ぶことができるようになっています。

そのため、近所のアパレルショップでは販売されてないちょっと変わったデザインの洋服も通販サイトを通して購入することができるというのも特徴となっていますが、実際に手に取って購入することができないというのが通販サイトのデメリットとなっています。

メンズファッションにこだわりを持つ人であれば、写真とちょっと違う商品が届いただけでも返品の対象になると思いますが、中には返品になかなか対応してくれないお店もあるので、ちょっとしたことで長期的なトラブルに発展してしまうリスクがあります。

便利になった通販サイトですが、衣類関連の売買というのは特にトラブルが多い分野でもあるため、購入するにあたって失敗しないためにも事前によく調べてから購入することをおすすめしますが、できれば写真は多く掲載されているサイトを選んで購入するようにしましょう。

少し高級なメンズファッション向けのショップになってくるとカタログなどを送ってくれるようなところもあるので、じっくりカタログを見てモデルの着こなしを参考にしながら購入を検討していくとよいでしょう。

通販だと一定額以上で送料無料などの特典になっていることが多いので、まとめて購入する方がお得です。