アンチエイジングは食事から!

腹八分目をめざす!



今の時代、何でもすぐに食べ物が手に入ります。わざわざ材料を買ってきて料理しなくても、すでにできたものがコンビニに売っていますから食べ物のありがたみなんかも薄れてきているように感じます。

食べ過ぎは生活習慣病を始め、いろいろな病気のもとになります。それに仕事の質も落としますよね。昼食を目いっぱいとってしまうと、午後は眠くなってしまってうつらうつらしてしまうことも。

「腹八分目に医者いらず」という言葉があるように昔から食べ過ぎを戒める考え方はありました。腹八分目って結局どのくらい?と思いますが、もう少し食べたいんだけどな~という時点で食事を終えるぐらいがちょうどよいのだとか。そこが難しいんですけどね。

でも早食いだったり、ながら食べだったりすると、「もう少し~」の時点に気づかずに食べ過ぎてしまいます。1人で食べるときは、食べることだけに集中して、誰かと食べるときは会話を楽しみながらゆっくり食べることを心がけたいですね。私も家で一人で食事するときは、ついついテレビの前に座って観ながら食べてしまいます・・・。

栄養バランスを考えて食べる



一昔前は粗食が健康、長生きの秘訣だといわれていました。でも今はその考え方は否定されていて、高齢者でもあっさりしたものを食べるよりはしっかり食べることを推奨しています。

この「しっかり食べる」ということは、3食食べることとタンパク質を十分に摂ること。タンパク質として肉も魚も植物性もすべて同じくらいの比率で摂るのが望ましいです。

以前は1日に30品目食べることが推奨されていました。でもはっきり言って無理ですよね。30品目ってなかなかです。やはり世間の声も同じような感じで、今は「バランスよく食べる」ということが食生活指針でいわれています。

このバランスの良い食事というのはタンパク質を15%、脂質を25%、糖質(炭水化物)を60%の比率で摂るということ。それプラス、ビタミン、ミネラル、食物繊維が取れれば完ぺきです。

理想の食事としてよく言われるのが「マゴワヤサシイ」です。
マ・・・豆類
ゴ・・・ゴマ
ワ・・・ワカメなどの海藻類
ヤ・・・野菜
サ・・・魚
シ・・・シイタケなどのキノコ類
イ・・・イモ類
これらの食材をまんべんなくとりましょうということなんですね。

この中に肉は含まれていませんが、肉がダメっていうことはないと思います。高齢者にも積極的に食べさせようという意見もありますし。ただ脂たっぷりのお肉ばかりを食べていてはいけないよということですね。

バランスの良い食事を普段から心がけていれば、何かの栄養素が極端に不足してしまうということはありません。でも日本人に不足気味なのはカルシウム。日本の土壌のせいだとも、乳製品を受け付けない体質の人も多いからだとも言われていますが、カルシウム不足は骨の形成に関わってきますので、積極的に摂りましょう。

カルシウム不足だとイライラしてしまうとも言われていますよね。大人でも子供でもキレやすい人が多いのはもしかしたらカルシウム不足なのかも。体の中でカルシウムを効率よく利用するにはビタミンDも一緒に摂ってください。

よく噛んで食べる



最近の子供のアゴって細くとがっていると思いませんか。永久歯に変わった時にあごが小さいために歯が並びきらなくて八重歯になったりする子供が増えていると聞いたことがあります。実際私の娘も、今現在ちょうど永久歯への生え変わりの時期。先日、歯医者さんに「歯が出るところがなくて八重歯になりそう、矯正も考えたほうがいいかも」といわれたばかりです。矯正すべきか?悩みどころです。

なぜ歯が並びきらないほどあごが小さいのか。それは子供のころから柔らかいものだけを食べてきたからなんだそう。娘の大好物はカレーライスやラーメン、ハンバーグなど。たしかに柔らかい食べ物ばかりで、しっかり噛まなければ食べられないものではないですよね。

でもこのことは子供に限りません。大人だって同じようなもの。忙しくてゆっくり噛んでいる時間さえないのかもしれませんね。ガツガツとかきこんだり、お茶や水で流し込んだりしていませんか。一口一口味わって食べるということが今は難しかったりするのかもしれません。本来は贅沢な時間なんでしょうけどね。

一口につき30回は噛むようにとよく言われますね。噛むことが健康につながることは間違いないんです。まず肥満を防止できる、味覚が発達する、滑舌がよくなる、脳が発達する、歯の病気を予防する、ガンの予防をするのだそう。一口入れては箸を置き、噛むことに集中する。なかなかそこまでは難しいかもしれませんが、それがいずれ健康、長生きにつながっていくのですから、少しでも意識できたらいいですね。私も気をつけようと思います。

料理でアンチエイジング



料理をするということは脳をフル回転するということ。まず献立を考えて、買い物に行き、段取りを考えながら下ごしらえをし、包丁などの危険なものを扱いながら、5感を使って料理するのですから、脳は活性化するにきまってますよね。女性が長生きするのは料理をするからだとも言われています。

最近は男の人も料理をする人が増えてきて、男のための料理教室などもよく耳にします。けっこう人気があるみたいですね。そして男の人は一度ハマるととことんこだわって作るようになるようです。そうなればしめたもの。おだてて、ほめて、休日の料理担当は旦那様にしてもらいましょう。

夫が定年退職して家にいるようになると、妻は1日3食作らなければなりません。お昼近くになるとそろそろ昼食を準備しなくちゃとプレッシャーになります。一人で家にいるころは昨夜の夕飯や朝食の残りなどを適当に食べていたのに、夫の昼食も作らなければと思うことで精神的におかしくなってしまう女の人が多いのだとか。その気持ちわかります!1日3食準備するのって本当に大変ですよね。なので、夫が簡単なものでも良いので昼食を作ってくれるといつまでも円満でいられるのだそう。夫も脳の活性化につながってボケ防止になりますし良いことづくめですね。