肩こりの原因は合わない枕かも!
肩こりで悩んでいる人、多いですよね。でも肩こりって日本人特有の表現らしいです。外国の人に聞いても「肩がこる?どういうこと、それ」と言われるだけだったりします。
しかも肩こりって人によって感じ方や表現の仕方が違いますよね。首から肩、背中にかけてこわばる感じ、重苦しい感じ、しびれる感覚などなど。そして揉んだり叩いたりするといくらか楽になったような気がする・・・このような症状が肩こりと言えそうです。
肩こりの原因もいろいろあるのですが、現代人に多いのはやはり筋肉疲労によるもの。パソコンやスマホを使っての作業が多いからです。
いつでも良い姿勢でいられれば良いのですが、どうしても前のめりになってしまったり、猫背になってしまったりしがち。
すると重たい頭を支えるために、首や肩の筋肉が緊張状態になります。緊張状態がいつまでも続くと肩こりの症状となってあらわれるんですね。
こうして肩こりになる!
長い時間同じ姿勢をとり続け、首や肩の筋肉が緊張する
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筋肉がこわばって血行不良になる
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血流が悪いので酸素も十分届かず、疲労物質の乳酸もたまりがち
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発痛物質が血管内にたまり、神経を刺激
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刺激が脳に伝わり痛みを感じる。筋肉はますますこわばる
このようなメカニズムで肩こりになるんですね。また運動不足やストレスも血行を悪くするので肩こりをひどくします。
パソコンでの作業の時は机や椅子、パソコンの高さを調節して疲れない姿勢を保てるようにしましょう。ときどきストレッチなどをして腕や肩を動かすと血行が良くなります。
スマホをいじる時も、ついつい下を向いてしまいますが首には相当な負担がかかってしまっています。できればスマホは目の高さまで持ち上げて。
肩こりを解消するには定期的に首や肩を動かしたり、温めたりしましょう。指先を腕の付け根に置いてグルグルと回すと肩甲骨までよく動きます。温めるには蒸しタオルやドライヤー、カイロなどを利用するといいですね。レンジで温めて肩にのせるグッズもおすすめです。
合わない枕が肩こりの原因かも!
日中はつねに首が頭を支えています。なので、夜寝ているときこそゆっくり休ませてあげたいもの。でも、合っていない枕を使っていると寝ている間も首や肩が緊張状態をキープしたままになってしまいます。朝起きた時にすっきりしないのであれば、枕が原因かもしれませんよ。
枕が高すぎると、頚椎が圧迫されて首や肩が引っ張られ負担がかかります。いびきや肩こりの原因に。しかも首にシワができやすくなるので女性はとくに気をつけたほうが良いですね。
逆に、枕が低すぎると脳に血液が流れこみすぎてなかなか寝付けないということに。首の下にすき間が開いていたら、それも首が休まっていない原因になります。また低すぎる枕では、横向きになった時に肩がつぶれてしまうのでよくありません。
理想の枕とは、眉間とアゴの角度が5度になるものなんだそう。この角度だと気道が開くので呼吸が楽にでき、いびきもかきにくいです。そして枕がきちんと首の下にまであたっていると、後頭部から首筋にかけて全体で頭部を支えるので首や肩に負担がかかりません。
枕選びでは高さも大事ですが、枕の中身も重要です。 素材によって、硬さや通気性、においなんかも変わってきます。一般的なのはポリエステル綿やそばがら、パイプ、羽根、ビーズ、低反発ウレタンなど。
柔らかすぎて頭を支えられないものや、すぐにヘタってしまうものはダメですし、通気性も悪いものはカビやダニの温床になってしまいます。
枕選びでにおいを気にする人はあまりいないかもしれませんが、実はけっこう重要だと思います。寝ている時に意識していなくても、脳はにおいを感じ取っているので不快な匂いのものはさけたいですよね。私は羽根のにおいは苦手です。
おすすめは低反発ウレタン。通気性が悪いと言われていますが最近は改善されてきています。しかも室温で硬さが変わらないものもあります。低反発ウレタンでも安いものではなく、少し値がはっても良いものを選びましょう。
また枕もメンテナンスが必要です。洗えるものは洗ったり、干したり、掃除機をかけたりと湿気やダニ対策をしっかりしましょう。枕が一番ダニの温床になるといいます。いくら自分にあった枕に変えたとしても、ダニアレルギーを発症してしまったら困りますよね。
合わない枕を使っていると肩こりだけでなく、頭痛や腰痛の原因にもなるので枕選びは本当に重要なんです。最近はオーダーメイドの枕も流行っていますよね。高さや形はもちろん、中の素材もたくさんの中から選べます。枕を変えただけでよく眠れるようになった、体調がよくなったという人も多いですから、枕について考えてみませんか。
首は脳と体をつなぐ神経や血管がたくさん通っている重要な部分です。なので首に負担をかけるということは全身に何らかの負担や不調が出てくるはずです。枕を軽視しないでくださいね。